コート・ド・ボーヌの南端に位置するサントネーは、山の上部を石灰岩が覆い、斜面を下ると石灰岩を中心に様々な土壌が広がり、東と南向きの斜面は日当たりも良く、ブドウを栽培するのに非常に適した産地となっています。またコート・ド・ボーヌにありながらまだそこまで価格が高騰しておらず、コストパフォーマンスに優れた産地です。
レ・グラヴィエール(Les Gravieres)はサントネーの中で最も良く知られている一級畑で、その名の通りグラーヴ(=砂利)の多い石灰質年度の土壌。ドクター・ラヴァルの格付けでは一級畑の中でも「別格」とされています。シャサーニュ・モンラッシェの境界近くの村の東側のエリアに位置しています。
サントネー プルミエクリュ レ・グラヴィエールは一族が1830年当初より自社で所有する畑で、有機栽培でブドウが育てられています。0.86ha。手摘みでの収穫で50%は全房発酵。30日間のキュヴェゾン。15ヶ月の熟成のうち、12ケ月樽熟成。新樽比率は10%。
濃い紫色で、力強い熟した果実とスパイシーな香り。しっかりとした果実味をもち、繊細なタンニンに包み込まれています。調和のとれた傑出したバランスの、ふくよかで柔らかな味わいです。赤身のお肉のローストやグリルなどとの相性がぴったりのワインです。